『ゴール!』(ブライアン・トレーシー)のまとめ及び書評


全米トップのビジネスコンサルタント、という痛々しいほど(失礼)素晴らしい肩書きのブライアン・トレーシー。

彼の本には、本当に良いものが多いです。彼の本の特徴は、「読者に問いかける良い質問が多い」「明快な論理で構成されている」ことでしょう。

この「ゴール」や「フォーカルポイント」という本なんかは、自己啓発系ですが、

「最強の営業」という本も書いていたりしてこれがまた素晴らしい。外資保険の営業マンもこれは基本を押さえていると言っていました。そもそも僕はトップ営業マンでもないからよくわからないのだが、少なくともこれのとおりに取り組んでやっと半人前になったくらいには使える。また、これに則って学び続ければどこまでも成長できるだろうということも見えてくる。


【構成】

この本の構成は、以下のようになっています。この順番に考えていけば、読者は成功にぐっと近づき、やるべきことがわかり、取り組めるようになります。また、以下に詳細を書いていきますが、このブログでは、この【構成】の部分を何度も見直せばいいようにしています。 


0.(序章)成功する唯一の方法は、目標を紙に書いて、計画を立てて、その計画を実行することである。

1.あなたが本当にやりたいこと・欲しいものは何か?考えよう

2.それら全て、成し遂げられるし手に入れられる。そう固く信じよう。実際、信じれば現実になるというのは世界の真実なのだから。

3.5年後の理想像を描き、イメージしよう。

4.では、目標を定めよう。目標とは、具体的で、明確で、文書にされたものである。また、達成したときにすぐにわかるほど定量的なものである。それなら進歩も測定でき、モチベーションも貯まる。

5.目標を阻む障害は何だろうか?いま、なぜ達成できないのか?そしてその障害を取り除くには、どうしたらよいのか?考えよう

6.自分の目標にふさわしい人々と付き合うようにしよう。環境が、あなたをその目標へ導く。

7.さあ、目標は定まった。今度は行動計画(アクションプラン)を立てよう。

8.そして、実行だ。実行するには「時間管理スキル」が必要だ。優先順位のつけかたを学ぼう。


ここからは、今後常に気をつけるべきことだ。

9.毎日、目標を見直す。目標は、「私は~している」と書く。

10.リラックスが、成功を呼ぶこともある。大切なのは、1つ目は目標のために懸命に計画を実行すること。2つ目が、気分転換、リラックスは必ず行うこと。

11.ひらめきや直感を信じよう。そして、ノリよく行動しよう。

12.柔軟であれ。あなたの計画は変わってもいい。考えも変わってもいい。重要なのは、以下の3つのセリフが言えることだ。「私が間違っていた。」「私がミスをした。」「考えが変わった」だ。

目標は明確に持ちながら、計画は変わってもかまわない、そのときどきで、ベストだと考えるものに変更していい。

13.最高の問題解決手法の5つのステップを覚えておこう。

①問題を明確にする。問題は、一体何なのか?

②考えうる原因をすべて挙げる。「これ以上無い」というところからもう3つほど、原因を挙げるイメージだ。

③可能な解決策を全て挙げる。

④解決策を選び、その解決策を実行する目標を定めよう。どうなれば、その解決策が上手くいったと判断できるのか決めておこう、ということだ。

⑤締め切りを定めよう。いつまでに、完了するのか。いつまでに、他の解決策に取り組むのか。

14.行動派だけ成功する。また、行動するときには「期待されている以上のことを達成し続ける」ことを意識しよう。そうすれば必ず成功する。


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